拳術道について

拳術道武舘は武道を修練し、心と体を豊かにしていくことを目的としています。
定義、指針、理念を遵守することにより優れた武術家になる事を目指します。
拳 歌
以柔制剛 剛柔並濟
イーヤオザイゴォン ゴォンヤオベイジョン
柔らかさで剛性をコントロールし、硬さと柔らかさを使う
追影不追手 重心不重眼
チョイインパッチョイサウ ジョンサァンパッジョンガァン
手ではなく影を追いかけ、眼でおわえず心に集中する
貴在中和 不爭之爭
グワィジョイジョンウォー パッツァンヂーツァン
重要なのは中立であり、けっして争そわないこと

⚫️道 訓
1.崇尚武德
すうこうぶとく
武道倫理を提唱する
1.自强不息 
じきょうふそく
継続的な自己改善
1.尊师重道 
そんしじゅんどう
師と道徳原則の尊重
1.愛国敬亲
あいこくけんしん
愛国心と親を敬う

詠春功夫是剛柔並濟,含而不露的風格
ウィンツゥンゴンフゥ シー ゴォンヤオベイジョン ハンイッパッロウフォンガァ
戒 律
勤練習技不離身  
ハンリチャンゲェイバッレイサン
練習に励み、技術を向上させる
養正気戒濫紛爭
リョンジェンヘイガイランファンツァン
義と積極的な精神を養い争いを避ける

   拳術道の定義(武徳)


身を成すには道徳があり、武を習って武徳を説く。 武徳とは、心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、人間形成の道であり、社会活動において規範とあるべき己の道徳の品質を指す。

 拳術道の指針


   目 的
拳術による心身の鍛錬を通じて人格を磨き、見識を高め、 有為(うい)の人物を育成することを目的とする。
    鍛 錬
鍛錬に当たっては、終始礼法を守り、基本を重視し、技術のみに偏らず、心技体を一体の修練する。
    道 場
道場は、心身鍛錬の場であり、規律と礼儀作法を守り、静粛・清潔・安全を旨とし、厳粛な環境の維持に努める。
    指 導
指導に当たっては、常に人格の陶冶(とうや)に努め、術理の研究・心身の鍛錬に励み、勝敗や技術の上手下手にとらわれることなく、宗師の模範にふさわしい態度を堅持する。

 五大理念


我々は拳術團結の下に
礼節、協力、信念、誠実の四訓と拳術道武舘五大理念を遂行する

壹  拝師、拝兄、拝弟
貳  傳承拳術發展
参  拳術創造普及
肆  平和共生繁栄
伍  生涯友愛團結

礼節…社会生活の秩序を保つためにひつようとされる行動・作法。 礼儀。
協力…ある目的に向かって力を合わせること。
信念…正しいと信じる自分の考え。
誠実…偽りがなく、真面目なこと。 真心が感じられるさま。